第45回 メリー・モナーク・フェスティバル
3/30-4/5,2008
Hilo, Hawaii 観戦レポート

世界最大のフラの祭典メリーモナークが3月30日からハワイ島ヒロで開催されました。
今年はアロハエアラインの突然の倒産という悲しいニュースがあり、メリーモナーク出場者、観戦者が無事にヒロに来られるか心配される中での開催となりました。
6時開演の1時間半前に会場となるイディスカナカオレスタジアムに到着すると、既にそこには去年よりすごい長蛇の列。メリーモナークの人気は年々すごくなっています。ホイケはチケットなしに無料で楽しめる日とあって、地元の人そして日本からの人で大賑わいです。
超満員の中ロイヤルコートの入場、そしてプレ(祈り)に続き、毎年恒例のハラウオケクヒの登場です。40人を超えるダンサーがステージに上がり地響きが起こる中、カヒコの踊りが始まりました。カラアウ、ウリウリを使用したカヒコナンバーが次々と繰り広げられました。ハラウオケクヒは他のハラウの様に一糸乱れぬという踊りではなく、ダンサーの魂からの叫びが聞こえてくるような踊りだと思います。とにかく引き込まれてしまうのです。10歳にも満たない女の子が大人のダンサーに交じりスピードのある激しいステップを踏み一生懸命踊る姿に胸が熱くなりました。
続いてカパフラケオナオナロケラニオブメキシコの登場です。メキシカンハットをかぶった女性やきらびやかな衣装を身にまとった男性が出てきてこれから何が始まるの?と皆興味津々です。笛やマラカスの音に合わせて小刻みにステップを踏み始め、女性はお香の様な物を持ち踊り始めました。そして次はトランペットの音に合わせて、カラフルな色違いのスカートを揺らし、ブーツのかかとをならしたり、バイオリンに合わせて頭の上にビンの形をした物をかぶり目にも鮮やかな衣を身にまといクルクルと舞う表情はハワイの人達とは少し違うエキゾチックな雰囲気でした。そしてメキシコの踊りだけではなくフラも披露。最後はメキシコの歌を観客も大合唱するという盛り上がりでした。
そして次はホノルルからタヒチアングループの大御所テヴァイウラヌイが登場。激しいトエレのビートに合わせてフィッシャーマンをイメージしたオテアの衣装のダンサー達が舞台を一気に埋め尽くし会場を湧かします。まるでタヒチアン版のミュージカルを観ている様。オテアの後はティーリーフスカートを身にまといワヒネがスローな曲を披露。会場中にすがすがしいティーの香りが漂いました。そしてカネダンサーはカヌーパドルを持ち力強い踊りやカネならではのコミカルな踊りを披露。最後は観客も舞台に上がり大盛り上がりでした。
ラストを飾ったのは3年ぶりにカウアカニレフアの登場です。赤いシグゼーンの衣装で軽快なイリイリを使った曲でスタート。日本の姉妹校ハラウのメンバーも次々と登場。そして観客の目を釘付けにしたのは男女2人のケイキの登場です。大人顔負けのアンクルジョニースタイルのステップにスタンディングオベーション!表現力のすごさに鳥肌が立ってしまいました。続いておなじみのアンティマプ達の登場です。愛嬌たっぷりでとにかく人生経験豊かな人にしか出来ないであろう表情豊かなコミカルな踊りに観客は大盛り上がり。さすが魅せてくれます。
今年のホイケも素晴らしかった。皆大満足な表情で会場を後にしました。
ミスアロハフラの舞台に立つことはフラを習う女の子達のあこがれであり目標になっています。今年は去年より2人多い12名の若く才能あふれるダンサーがミスアロハフラのタイトルをかけて舞台に上がります。
ぴーんと張り詰めた雰囲気の中最初はカヒコです。今年はペレを題材にした踊りが多くレフアを使用したみごとなレイが目を引きます。そんな中海藻を使用したようなハクレイを身に着け海を題材にしたプカイカプアオカラニフラハラウのナオミは途中床に腰を落とし踊る姿が印象的でした。
ハワイ語辞書で有名なカベナプクイのひ孫にあたるケオララウラニオラパオラカのカリマクヒラニは真っ赤な衣装でイプヘケを使い力強い踊りを披露。そしてティーリーフスカートで登場したハラウモハライリマのカパライウラは清楚で凛とした踊りが印象的でした。どのミス達からもオリの内容をきちんと理解し物語を伝えるのだという強い意志が感じられました。
休憩の後は少し緊張もとけ、リラックスムードでアウアナのパフォーマンスが始まりました。
3年連続でミスアロハフラを輩出したハラウナマモオプウアナフルからは今年はジュリーが挑戦。茶のベルベットのドレスを身にまとい表情も豊かで気品のある優雅な踊りが素敵でした。ケカイオカヒキのクリスティはケアウカハを題材にしたメレ。ハラレイが美しく見事な髪飾りに目を奪われました。そしてフラハラウオカムエラのアリアナが昨年に続いて登場。黒い上衣にたっぷりとした赤のスカートが舞台でとても映えレフアの美しさにたとえられた女性を表現していました。そして結果発表の前には前年度のミス、カパフラオカウアノエオヴァアヒラのケオニレイが登場。白と青のコントラストが美しいドレスに身を包み登場。貫禄ともいえる落ち着いた雰囲気がとても美しかったです。そしていよいよ結果発表。今年は本当に大接戦。同点1位でタイブレイクの末、ケオララウラニオラパオラカのカリマクヒラニがミスアロハフラのタイトルを手に入れました。彼女はハワイ語の実力も認められハワイ語賞も同時に受賞しました。
今年はハラウ数が24で男女合わせて29のグループが参加。そのうち4ハラウが米国本土からの参加です。昨年はホイケのみの参加だったハラウナマモオプウアナフルが今年はコンペに戻りとても楽しみです。
カプア率いるハラウカリコプアオカラニアケアはドライティーリーフをふんだんに使用した見事なパウスカートを身につけふくろうをまねたモーションがとても印象的でひときわ大きな拍手が会場に響き渡りました。
続いてマークホオマル率いるカリフォルニアのハラウ、アカデミーオブアーツ。カネはウリウリ、ワヒネはイプヘケを使用しアップテンポの独特なリズムと斬新なチャントで会場は大盛り上がり。
そしてサニーチン率いるハラウナマモオプウアナフルが登場。力強いオリで始まりダンサー自身がチャントをしながらの迫力の踊りが圧巻でした。ハラウフラオラナは薄いブルーの衣装に黄レフアレイを身に着け孔雀と白い羽を使ったウリウリを持ち踊る姿は涼しげで舞台でとても映えていました。
今年唯一プニウを使用したのはマウイのハラウ、ハラウナレイカウマカオウカ。なめらかな上半身の動きとプニウのビートがとても素晴らしかったです。そしてオブライアン率いるケカイオカヒキのカネは一糸乱れぬ力強い踊りと灰色と赤のパウでキラウエアを表現。ここ数日活動が盛んな溶岩が目の前に浮かぶようでした。どのハラウも素晴らしく明日の審査発表がまちきれません!
ヒロ名物の雨が降り心配されましたが、パレードの直前に見事に天気も回復。沿道には沢山の人が集まり、ミスアロハフラのカリマクヒラニが通ると皆から大歓声。地元のマーチングバンド、フラや太鼓のグループ、そしてきれいな花で飾られた馬のパレード等見ごたえ満点でした。
そしてとうとう最終日のアウアナナイト。見ている人達もきれいな生花を身に着け会場中にいい香りが漂います。
今年のワヒネの衣装は無地のロングドレス、そして曲はスローテンポのメレを使うハラウが多かったです。そんな中カネ達が元気いっぱいの踊りを披露。ハラウカリコプアオカラニアケアは水色のシャツを身に着けワイキキでのサーフィンの様子を楽しく表現。シシーカイオ率いるナプアメケアロハは陽気なハワイアンカウボーイ、アカデミーオブアーツはハワイ島の山々をテーマにした曲をマークのユニークなオリジナルステップで会場を湧かせます。笑顔がいつも素晴らしいカヴァイリウラのカネはロミロミマッサージをコミカルに表現。魅せるのが本当に上手い!ハラウナマモオプウアナフルのカネも負けていません。鮮やかな青いサテンのシャツにティーリーフスカートで歌いながら登場し皆を盛り上げます。
ワヒネではカレオ率いるカレオオラカイカヒキナオカラが足さばきの難しいホロクでエレガントにキモフラを踊りました。そして毎年アップテンポな曲で元気に踊るイメージがあるモハライリマが今年はスローな曲で魅せてくれました。ピンクの鮮やかなロングドレスにマイレレイが映えてとても美しかったです。
最後は昨年ワヒネ部門1位のカウイ率いるフラハラウオカムエラの登場です。たっぷりとフレアーが入ったかわいらしい上衣に茶色のスカート。フロアーいっぱいのダンサーがアップテンポの曲をぴったりと揃った動きでイリイリを使って踊り、会場からは大歓声が起こりました。
審査の前にはクムフラ達が壇上に上がり、おしみない拍手が送られます。会場の雰囲気が最高潮に盛り上がる中、結果発表のスタート。カネはカヒコ・アウアナ共にハラウナマモオプウアナフルが1位を獲得。そしてワヒネはカヒコ・アウアナ共にフラハラウオカムエラが1位を獲得。そしてフェステバル総合優勝の栄冠はフラハラウオカムエラに輝き、5年ぶりに王座を奪回しました。
−メリーモナークを終えて−
今年も素晴らしかった。全てのハラウ、そしてメリーモナークを支えてくれている人達に感動を与えてくれてありがとう!と言いたいです。 MAHALO NUI LOA!
Miss Aloha Hula -
Kalimakuhilani Akemi Kalamanamana Sugama
(Ka Pa Hula O Kauanoe O Wa'ahila)
総合優勝 -
Hula Halau O Kamuela
(Kumu Hula: Kunewa Mook & Kauionalani Kamanao)
ワヒネ
-
1 位 Hula Halau O Kamuela
(Kumu Hula: Kunewa Mook & Kauionalani Kamanao)
2
位
Halau Na Mamo O Puuanahulu (Kumu Hula: William Kahakuleilehua Haunuu Sonny Ching)
3 位 Halau Hula Olana
(Kumu Hula: Olana & Haward Ai)
カネ -
1 位 Halau Na Mamo O Puuanahulu (Kumu Hula: William Kahakuleilehua Haunuu Sonny Ching)
2
位 Ke Kai O Kahiki (Kumu Hula: Obrian Eselu)
3 位 Halau Hula 'O Kawaili'ula (Kumu Hula: Chinky Mahoe)
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